アーカイブ:2021年 6月

【小児科と小児歯科の合同公開セミナー】について

コロナの影響で中断しておりました「小児科と小児歯科の合同公開セミナー」をYoutubeにて配信致します。

参加費は無料となっております。

「睡眠の大切さ」国立精神神経医療センター 松井健太郎先生

「ポストコロナ時代の子どもの食支援」 東洋大学福祉社会デザイン学部 太田百合子先生

「レベルアップしよう!健康な歯のおはなし」 東京都小児総合医療センター 小方 清和先生・昭和大学歯科病院歯科衛生士 草間 里織先生

各講演 30分となっております。医療関係者のみならなず、来院されるご家庭でも楽しく聞ける内容となっております。詳しくは下記ご参照の上、ご登録の程宜しくお願い申し上げます。

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「障害児 ・者における国民皆歯科健診を目指して」
国民に毎年の歯科健診を義務づける「 国民皆歯科健診 」 の導入が検討されています 。 国民皆歯科健診において 、障害児 ・者に対する健診はどのように考えるべきなのでしょうか また 、健診後の支援はどうすべきでしょうか そもそも 、現状の障害児 ・者に対する保健 、医療の体制はどのようになっているのでしょうか 実は不明なことばかりです 。そこで、ジョイント 4 では秋野憲一先生 札幌市保健福祉局 保健所 成人保健 ・歯科保健担当 をお招きし 、障害児 ・者における国民皆歯科健診の導入についてお話して頂き 、現在の課題と今後の方略について 4 学会で討議します 。
以下のGoogleフォームからお申込み後、ご視聴ください。参加費は無料です。
https://forms.gle/ostkG4mtdZsK9dcU6
※申し込みは10 月 23 日 17:00 まで 返信にお時間いただきますことをご了承ください。
オンデマンド開催:2023年 10 月 2 日~ 30
講演「障害児・者における国民皆歯科健診制度の在り方」
秋野憲一 先生(札幌市保健福祉局保健所 成人保健・歯科保健担当)
総合司会
弘中祥司(昭和大学歯学部口腔衛生学講座) 尾崎哲則(日本大学歯学部)
討議
・口腔衛生関東地方研究会 遠藤 浩正(埼玉県本庄保健所)
・日本小児歯科学会関東地方会 小方 清和(東京都立小児総合医療センター小児歯科)
・公益社団法人 日本障害者歯科学会 野本 たかと(日本大学松戸歯学部障害者歯科学講座)
・日本歯科衛生学会 工藤 裕子(医療法人稲生会生涯医療クリニックさっぽろ)

日本小児歯科学会・関東地方会のホームページをリニューアルいたしました。(2021年3月)
今後こちらのコラムでは、お子さんの歯のケアやよくあるご質問など、小児歯科に関わるお役立ち情報を小児歯科専門医がお届けしていきます。

『小児歯科専門医のご案内』
お子さんにとってはじめての歯医者さんは、お子様の口の健康を一生左右すると言っても過言ではありません。そのためには、子どものお口のことを良く知っている先生に診てもらうことが大切です。そこで、日本小児歯科学会では、専門医制度を設けております。
小児歯科学会専門医は、厚生労働省の認可を受けた、高度な小児歯科に関する専門的知識並びに治療技術を有する歯科医師です。
お子様のお口のことで、心配や不安なことなどありましたら、遠慮なくお近くの「小児歯科専門医」にご相談下さい。皆様方のお住まいの関東地域の小児歯科専門医はこちらの「専門医の一覧」からお探し下さい。

こどもの歯の怪我

Q.怪我をした歯は将来どうなりますか?
A.受傷後、数週間もしくは数か月後に歯の色が変わってくる(ピンク色、青色または黄色)場合があります。これは怪我によって歯の中にある神経がダメージを受けたためで、根の治療(根管治療)が必要となることがあります。歯の色が変わらなくても根の周囲の歯ぐきが腫れてくることがあります。この場合も、同様に根管治療が必要となります。

Q.歯がかけてしまった場合はどうすればよいですか?
A.まず、かけた歯の破片を探してください。かけてしまった歯でも損傷の大小にもよりますが、その歯を再利用し接着させることができます。破片が粉々になった場合や紛失してしまった場合は、プラスティック(レジン)や被せ物で治します。

Q.怪我などで歯が抜けてしまった場合はどうすればよいですか?
A.完全に歯が抜け落ちても「受傷直後の対応」と「受診までの時間」によって再植という方法で歯を戻すことができます。「受傷直後の対応」として抜けた歯が土などで汚れている場合は、牛乳もしくは綺麗な水で汚れを落としてください。ただし、根の周囲の繊維性の組織(歯周靭帯)は再植において重要な役目となりますので、ゴシゴシと洗うのではなく汚れを洗い流す程度です。汚れを落とした歯は乾燥させない状態で保存して、なるべく早く歯科医院を受診してください。乾燥を防ぐには抜け落ちた歯を牛乳に浸して保存するとよいでしょう。次に大切なことは受傷から「受診までの時間」です。なるべく早く歯科医院で適切な治療を受けていただくことですが、受傷後20分以内であれば歯へのダメージを軽減でき、歯を残せる確率・可能性が飛躍的に上がると言われています。治療方法としては、周囲の歯ぐきに損傷があれば修復し、抜けた歯を元の位置に戻して抜け落ちないように固定します。固定期間については基本的に数週間固定します。ただし、怪我をした周囲組織の状態や抜け落ちた歯の状態が悪い場合は再植できない場合もあります。また、低年齢で治療に協力ができない、治療後に抜け落ちた歯の安静が保てない、永久歯の成長に悪影響があるような乳歯の再植など、子どもの口の中の発育状態によっても治療方針が変わります。

Q.歯をぶつけましたが,見たかぎりでは 「かけたり」「抜けたり]していない場合でも歯科医院を受診した方がよいですか?
A.歯がかけていなくても、亀裂が入っていたり受傷数日後に歯がグラグラしてくることもあります。また、乳歯の場合は症状が無くても知らない間に永久歯に悪い影響を与えてしまうことがありますので、歯科医院の受診が必要です。
(こどもの健康週間2014から抜粋)